左側通行の日本で左ハンドル車に乗る必要はないと考えていました。ですから、エグザンティアにしてもC5にしても右ハンドル車でした。しかし、左ハンドルのデメリットよりも本当に自分が欲しい車にこだわって、並行輸入に踏み切ってみようかと思い始めました。候補車は、シトロエン・C8/ルノー・グランエスパス/プジョー・807の3台(画像左から)です。フィアット・ウリッセとランチア・フェドラもありましたが、ベースは807やC8と同じなので候補からははずしました。
どれも日本はもちろんアメリカやオーストラリアでも正規販売されていませんから情報収集が大変です。ヨーロッパ各国のメーカページを検索して回りました。英語もやっとこさっとこですから、フランス語やドイツ語ページは四苦八苦です。(それでよくフランス車乗るよな~とも思いますが・・・)全長・全幅はすぐに書いてあるのですが、車高についての情報がなかなか見つかりませんでした。
やっとの思いで探し当てた数値が
ルノー・グランエスパス・・・全長4861㎜全幅1860㎜全高1746㎜
プジョー・807・・・全長4727㎜全幅2194㎜全高1752㎜
シトロエン・C8・・・全長4726㎜全幅1854㎜全高1856㎜
でした。
この数値を見て、単純にC8の車高が基準をオーバーしていたのでだめで、807の幅が広いことからエスパスしかないのかと思いました。でも、ちょっと待てよ。807とC8は同じプラットホームのはずなのに幅と高さがなんでこんなに違うのか疑問です。その答えはすぐに見つかりました。807の全幅はドアミラー計測なので、車体の幅はC8と同じ1854㎜でした。同様にC8の全高はルーフバーまでの数値だったので、C8もルーフバーを付けなければ807と同じ1752㎜だと言うことが分かりました。結局3台ともほとんど大きさは同じで、条件はクリアしていました。
外観は、正にルノー顔、プジョー顔、シトロエン顔です。好みの問題ですが、やっぱり今乗っているC5を彷彿とさせるC8は好きです。807は307SWを大きくした感じでスマートです。エスパスは大型のパノラミックサンルーフを付けたときの宇宙船っぽいかっこよさが気に入りました。ただ、ルノーはスライドドアを採用していないので、エスパスだけヒンジ式後部ドアになります。
やはり実車を見ないと始まらないのですが、日本ではどこに行ったら見ることができるのだろう・・・そして、並行輸入をどこに頼めばよいのだろう・・・C5の車検までに納車ができるのだろうか・・・並行輸入はやっぱり難題が山積みのようです。