フォルクスワーゲン・パサートにルーフ装着することで家族全員の合格点が出ていたので、あとは価格交渉になるかと思っていました。しかし、「パサートはA4と同じプラットフォームで同程度の装備ならAUDIは割高」という一言が妻には逆効果になってしまいました。妻がAUDIのブランド力に気付いてしまったのです。
連休初日に予定していたフォルクスワーゲン再訪問をキャンセルして、この日アウディ販売店に足を運びました。連休中のディーラーは商談している人も少なく、飛びこみでもすぐにA4試乗車を用意してくれました。展示されたはかりのA5も気になりましたが今回の選考基準(後席居住性重視)からは外れるので、外から眺めるだけにしました。
まずはA4展示車に乗り込んだだけで、これまでのどの車よりも落ち着いた運転席と後部座席の快適性が分かりました。やはりAUDIブランドのエンブレムだけではなく、同じプラットフォームでもプレミアム感を出すことには一日の長があるようです。試乗車は2.0Lだったので運転も楽しく、後部座席の妻と息子も乗り心地に満足していました。問題は、後席3人目の中央がほとんど座れず実質4人乗りになることと、サンルーフを付けてもくり抜き小型しか付かないことでした。
価格面では今回の想定している予算では、かなりオーバーすることも分かりました。価格で考えたら1.4Lのエントリーでオプションもそこそこでなければ難しい。試乗した2.0LでSラインにすると、他メーカーの比較車種より100~200万円高くなります。交渉を進めて値引きしたとしても、この価格差は埋まるはずがありません。ひとまず、1週間、資金面も含めて検討することにして店を後にしました。