ボルボ・XC90をOKとするのだったら、いわゆるSUVでOKということになります。ちょっと選択肢を広げてアメリカ車の7人乗りを探してみることにしました。
元祖ミニバンを自称しているクライスラー・ボイジャーに注目しました。7人乗りグランドボイジャーは車高が1755㎜なので条件はクリアしています。しかも至れり尽くせりの装備に加えて、Stow’n Goという2列・3列目床下収納シートまで備えています。これは有力候補と思ったら、問題が2点ありました。1点目はそのStow’n Goです。メカ的には面白いのですが、どうもインターネットで調べる限り、シートの作りが悪く乗り心地が良くないらしいです。もう1点は車幅です。なんと1955㎜もあって今乗っているC5よりも更に200㎜近くワイドと言うことです。これは狭い道を通ることがある私には致命傷かも知れません。
ボイジャーのライバル車たちも情報収集してみました。シボレーのトレイル・ブレイザーは車高の低いLTZタイプでも1850㎜あるので却下となりました。もちろんアストロも全高・全幅とも大きすぎて却下です。フォードにはグランド・エクスプローラーがありました。全高が1820㎜・・・車庫内の蛍光灯を外せば入るかも知れない・・・しかし残念ですが却下せざるを得ないでしょう。
やっぱりアメリカ車は大型なので車高・車幅の制限をクリアできる車はなさそうだと思い始めたときに、もう1車種が目にとまりました。その車はキャデラック・SRXです。キャデラックと言えば、大型で高価というイメージがありましたが全高は1710㎜、全幅は1850㎜と条件はクリアしています。3.6リッタータイプの方にオプションの3列シートやウルトラビュープラス電動サンルーフを付けたパッケージを選択すると750万円という価格で、左ハンドルしかないということをどう考えるかでしょう。妻の輸入車、ジジババの求めるステータスという要望もクリアでき、私も満足できそうな一台として候補車に入れることにします。問題は実車試乗して、経験のない左ハンドル(これは慣れでしょうね。)と3列目シートの乗り心地がどうかということになるでしょう。